| 広島県山県郡北広島町 島根県邑智郡邑南町 |
畳 山 | (1029.0m)・・ |
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| ・ | 某会の、畳山に島根県側から登る観察会ということで、これに参加し山頂まで登ったので、これを山歩きのレポとして書かせてもらった。ただ、今回は植物観察がメインと言うことなので、いわゆる山登りに限定していないこともあり、各所要時間は全く参考にならないし、ルートも植物を観察するためにコースから外れることも多いので、必ずしも記載したものが一般のコースではないこと、案内の写真も少なく、記事で報告させてもらっているので、あしからず。 以前、広島県側からカタラ谷(面白いことに猪子山コルの広島県側の谷も島根県側の谷も同じ名前となっている)の林道を利用して登ったことがあるものの、島根県側からはまだ登ったことがなく、一度はぜひ登って見たいと思っていた。 ただ、島根県側に瑞穂ハイランドスキー場ができてしまったので、山頂近くまで木々は伐採され谷も埋まり面白味は半減してからというものは、その意欲もなくなっていた。 しかし、最近は植物にも興味もあったこともあって、この機会をとらえてこちらから登ってみた。 (スキー場ゲートから畳山山頂へ) 瑞穂ハイランドスキー場には、ハイランドサイドとバレーサイドと二ヵ所のエリアがあり、入口が異なった場所にある。 このたびは、畳山が本命なので、東側のバレーサイトのゲートに向かう。 現在は閉鎖中のゲート前に車を止めて、これをまたいで出発。 シーズンオフだけに静かなもので、森林欲を満喫するには周辺を散策しただけでも楽しいだろう。 舗装された道はバレースキーセンター棟まで結構な距離続いており、この道沿いの植物観察もまた面白いが、周りを見ながらの超スローペース。 植物を見るということもあり、センター棟からはゲレンデの左端に沿って登っていく。ちょうど時期的にも初夏の花が咲き乱れて結構楽しめるが、日陰もなく暑さが少々こたえてくる。 ゲレンデというのは広々として、楽に登れると思ったらさにあらずで、しだいに傾斜はきつくなり、中級以上のコースともなってくると、足もなかなか思うように前に進まない。 やっとこさ、タタミコースの第5リフト上部に到着。振り返ると広いゲレンデが落ち込んでいるように見える。 小休止の後、畳山東側尾根に取り付くのだが、スキー場エリアを境に背丈以上のササヤブが一面に広がっており、道もないので、とりあえずは尾根に向かって突入しかない。 あとはちようど尾根と思われるところを、これに沿って西側の畳山山頂に向けてササをかき分けながら登っていく。 山頂までは、距離的にはそんなにないのだが、ヤブを歩くと結構時間がかかったように感じる。 山頂はなだらかな地形で、ともすれば見失いそうだ。高いササで覆われた中に、1m巾くらい切り開かれたところに3等三角点が鎮座している。展望もなく、山頂らしさは全くない。まさにヤブの中で、一人座れば一杯だ。 少し南に行ったところに大きなブナが2本あって少しササも低くなっており、ここで昼食を食べる。 |
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| タタミコースのゲレンデ途中から北側展望 | タタミコースのゲレンデ最上部からの北側展望 | |
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| スキー場エリアはここまで | スキー場エリアを外れると一面のササヤブの中を山頂に | |
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| 最高部と思われるササヤブのなかに山頂三角点が | 3等三角点のまわりはササが刈られている |
| ・ | (畳山頂から猪子山越・カラタ谷を経由し下山) 畳山からは、尾根伝いに阿佐山に続く尾根を西に向かう。山頂付近はなだらかな斜面で、高いササ床の自然林となっているので方向をよく確認しながら歩く必要がある。 少し進むとササが低くなってくると踏み跡が見られるようになるので、これに沿って進めばよい。 しばらくするとササ床は周りが植林されたところとなり、道も分かりやすくなる。 一旦、小ピークを越えて次のピークの鞍部に下る。再び上り返すと1,330mのピークだが、これもなだらかな植林のなかで、どこが頂上かと思う。 尾根道は、ちょうど広島・島根の県境となっており、広島県側はあまり面白くないやや荒れた植林地、島根県側は昔伐採された2次林ではあるが、長年過ぎて植林してあるところもほどよい環境となり、植林せず自然林のままとなったところも多いので、植物を楽しむには島根県側が良さそうである。 尾根道は植物も少ないので、1,330mのピークからは少し進んだところから、尾根を外れて北西斜面に下りて植物探索をしながら、鞍部に続いているカラタ谷の沢におりる。 足下はあまり良いとは言えないがワイルドで楽しい。やはり、こうこなくっちゃあ・・・である。 ただし、山歩きで阿佐山方面に登る人は、時間のことを考えると、そのまま尾根伝いに阿佐山に向かうのがよい。 カラタ谷には、昔は峠越えの道が猪子山越を通って広島県側のカラタ谷に下り北広島町の大谷に通じていた。今は通る人もなく、すっかりヤブと化してしまっているが、その面影は感じとることはできる。 島根県側のカラタ谷を沢沿いに猪子山越に上がる。コルの手前に小さな湿地があり清々しい雰囲気のなかに白い花を咲かせたヤブデマリが印象的であった。 さらに広島側のカラタ谷を下って植物を見て歩く。広島県側は荒れた植林地となっており島根県側とは大きく環境が異なっていた。 踏み跡が沢筋に出ると、右側の斜面がパッと開ける。以前この山に登ったときに阿佐山側の南斜面が尾根筋まで一面伐採されて赤茶けた土肌かむき出しとなっているのを見て驚いたことがあるが、今は林床の草木が少し延びたのか緑色の葉をつけてあまり目立たなくなっていた。 伐採地跡では見るものもないので、ここでUターン。再び鞍部を越えて島根側カラタ谷を下る。 廻りは自然林の林に包まれて、歩いていても気持ちが良い。ヤグルマソウは今が盛りとたくさんの群落をつくっている。 薄い踏み跡の続く沢沿いを下って、橋のない沢を渡り、しばらくすると急に前方が開けて、スキー場のビッグモーニングコースにある第5リフトの上に出た。 後は、ゲレンデを下って、タタミコースと合流し、そのまま往路をゲートまで帰る。 昔は、たたら山として常に伐採を繰り返されてきた山であるが、長い年月を経た今は、周りの環境も大きく異なっいる。 広島県側はあまり整備されていない植林地が多く、植物はあまり期待できそうにない。これとは対象的にスキー場として一部地域は開発されているものの、他の地域は植林がしてあっても結構高木となりまばらで、雑木も立派な自然林として育っていた。 思いの他、楽しめた今回の畳山であった。 |
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| 山頂南西側のブナ林 | 山頂から尾根伝いにササの中を猪子山越に向け出発 | |
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| 小ピーク付近 | 植林の尾根道 | |
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| クマちゃんの落としもの(ササをたくさん食べている) | 1,330mピーク付近 | |
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| 1,330mピークから北斜面に下る | カラタ谷沢沿い | |
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| ニホンヒキガエルがニョキッと・・・ | ||
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| 湿地にもクマちゃんの落としものが(これは色んな物を食べてる) | 尾根鞍部の猪子山越 | |
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| 谷には植林地もあるが木も大きく立派な森をつくっている | 沢は途切れて(地中管か?)ゲレンデに出る | |
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| 飛び出したところは、この第4リフト裏 | ビッグモーニングコースゲレンデを下る | |
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ルート&時間 スキー場ゲート(650m) ↓ タタミコーススキー場最上部(980m) ↓ ヤブ取付(985m) ↓ 畳山山頂(1029.0m) ↓ 鞍部(970m) ↓ 小ピーク(980m) ↓ 鞍部(965m) ↓ 1033mピーク(1033m) ↓ カタラ谷(900m) ↓ 湿地(930m) ↓ 猪子山越鞍部(935m) ↓ カタラ谷伐採地(900m) ↓ 猪子山越鞍部(935m) ↓ ビッグモーニングコース第4リフト取付(780m) ↓ スキー場ゲート(650m) (注)高度は参考 |
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| エゴノキ | ハンショウズル | |
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| イワガラミ | ヤブデマリ | |
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| ミヤマガマズミ | ナナカマド | |
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| ミズキ | ヤマボウシ | |
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| コマユミ | アサガラ | |
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| コナスビ | スミレ | |
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| ヤグルマソウ | ギンリリョウソウ | |
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| サルメンエビネ | サルメンエビネ | |
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| コケイラン | エビネ |
| 2007. 6. 3 |